WordPressのパーマリンク設定
パーマリンクとは、簡単に言うとページのURL(住所)のこと。
パーマリンクは「パーマネントリンク」の略称です。
「パーマネント(permanent)」は「永続する」という意味で
一度作成したURLは基本的に後から変更するものではありません。
もし後から変更してしまうと、
古いURLにアクセスした際にページが表示されなくなったり
そのページへのツイートやシェアの数もゼロに戻ってしまったりと
まったくいいこと無しです(;´Д`)
WordPressでは、そのパーマリンクの表示形式を
あらかじめ決めておくことができます。
先に決めておいたパーマリンクの形は
すべての投稿ページに対して一括で反映されます。
INDEX
パーマリンクの設定
パーマリンクの設定は
「管理画面」→「設定」→「パーマリンク設定」から行います。
このようにいくつかの表示パターンが既に用意されています。
初期設定では「デフォルト」が選択されていますが、
他の例にチェックを入れてみますと
「カスタム構造」にタグが表示されるのが確認できます。
▼「数字ベース」にチェックを入れると・・・
カスタム構造に「/archives/%post_id%」と表示されます。
このように、「%」で囲まれたタグを使うと
それぞれの表示形式を呼び出すことができ、
「%post_id%」の場合なら記事IDを呼び出していることになります。
「カスタム構造」ではこのようなタグを自由に組合わせて
ご自身で好きな表示形式を決めることができます。
使用できるタグについては後述します。
デフォルト「?p=123」について
初期設定では「デフォルト」にチェックが入っています。
「123」は記事を作成した時自動的に設定される記事IDです。
それにしてもURLに「?」が入っていると何か気持ちわるいですね。
「?p」というのは「パラメータ」を指す文字列で
「このページは動的ページです」ということを示すことになります。
動的ページとは何かといいますと、
WordPressもFacebookもTwitterもそうですが
ただのHTMLサイトではなくPHPというプログラムを使用して
より複雑な処理を可能にしたページです。
例えば書き込みをしたりログインをしたりメールを送ったり・・・
こういう処理が容易にできるのは動的ページならではです。
で、少し前までは「動的ページはSEOに不利」と言われていて
パーマリンクに「?p」が入ったページは評価が下がるっていう
風習みたいなのがありました。
でも事実、大手企業サイトでも小規模サイトでも
「?p」が入っていようがちゃんと上位に表示されています。
ので、SEO的にはあまり関係ないと思いますが
実際URLを見ただけではどのようなサイトか
区別がつきにくいのも一理ありますね。
(やっぱり少し気持ちわるいですしね)
その他、非推奨のパーマリンク設定
日付が入ったパーマリンク
- 日付と投稿名
- 月と投稿名
パーマリンクに日付が入っている場合、時間が経つと
URLだけで記事が古いものと判断されてしまいます。
また、パーマリンクは変更するべきではないので
記事を更新してもURLはそのままにしておかなくてはいけません。
記事IDが入ったパーマリンク
- 数字ベース
私も数字ベースで設定しているサイトがあるのですが、
記事IDを使ったURLは一般にどんなページか分からないだけでなく
自分で管理しにくいのが1番の難点です(;´Д`)
ただ、あとに推奨するパーマリンクとは違い
スラッグの設定が不要なので記事作成時の手間は掛かりません。
個人ブログや更新頻度の低いブログなどには使用してもよいかと思います。
推奨のパーマリンク設定
というわけで、個人的に推奨したいものの中で
一般的にもおすすめされているパーマリンク設定をご紹介します。
記事作成時に若干の手間を伴うのがデメリットですが
管理のしやすさやSEO、今後のサイト運営などを総合的に考えると
以下のパーマリンクが1番適切だと思います。
投稿名
パーマリンクには投稿名を表示させ、
URLでページの内容が分かりやすいようにしておきます。
カテゴリー名と投稿名(カスタム構造を利用します)
投稿名の上の階層にカテゴリー名を表示させておくと
より親切なURLになりますね。
この場合はカスタム構造を利用して
「/%category%/%postname%/」と記入します。
ただ、パーマリンクにカテゴリー名を指定した場合ですが
のちのちカテゴリー名を変更するとURLも変わってしまうことになります。
なので、カテゴリー名を変更するつもりは一切ない!
という場合にのみ使用することをおすすめします。
スラッグを変更する方法
ただ、このように投稿名をタイトル表示させる場合は
記事のタイトルがそのままパーマリンクに反映されます。
パーマリンクに表示されている「記事タイトル」という部分を
「スラッグ」と呼びます。
私たちは日本人ですから日本語でタイトルを書きますが、
日本語っていうのはURLに指定すると非常に具合が悪いんです。
例えば、上記のページを公開するとブラウザの検索窓には
「http://service.myafi.net/記事タイトル/」と表示されます。
一見普通です。
でも、このURLをコピーして別の場所に貼り付けると
まさに暗号・・・(;´Д`)
日本語はマルチバイト文字なのでそのまま表示することができません。
こんな怪しいURLだとクリックする気も無くなりますよね~。
というわけで、記事作成時にスラッグの隣の「編集」をクリックして
タイトルを英語表記に変更しておきます。
単語をハイフンで繋ぐのが一般的です。(アンダーバーも使用可)
カスタム構造には色々なタグが使える
上記で「カテゴリー名」の表示タグをご紹介しましたが、
WordPress Codex 日本語版では他のタグも掲載されています。
- %year%
- %monthnum%
- %day%
- %hour%
- %minute%
- %second%
- %post_id%
- %postname%
- %category%
- %author%
投稿された年を4桁で取得します。例)2004
投稿された月を取得します。例)05
投稿された日を取得します。例)28
投稿された時(時間)を取得します。例)15
投稿された分を取得します。例)43
投稿された秒を取得します。例)33
投稿の固有IDを取得します。例)423
投稿の投稿名を取得します。
投稿のカテゴリーを取得します。
サブカテゴリーは入れ子にされたディレクトリとして取得されます。
投稿の作成者を取得します。
やはり一般的に使用されるのは
「%category%」や「%postname%」がほとんどですね。
投稿の作成者なんかは複数ユーザーが管理するブログなどで
使用されているのかもしれませんが私は見たことがありません(;´Д`)
「カテゴリーベース」と「タグベース」ってなに?
パーマリンク設定のページ下部にオプションとありますが、
特に気にしていない人も多いのではないでしょうか。
(というか私も今まで関心が無かったですw)
WordPressでカテゴリーページを表示させると
以下のようなURLになります。
この場合「customize」がカテゴリー名なんですけど、
その前に「category」という表記があります。
どのカテゴリーを開いても必ずついてくるのが
この「category」という文字列でして、
タグの場合は「tag」と表示されます。
この表記を変更したい場合は空欄に記述してくださいってことですね。
あとがき!
URLはこれから先変更しない!ということを念頭に置いて
パーマリンクを決めてくださいね~(*^^*)
もしどーーーしても変更しなきゃいけないってなった場合は
旧URLにアクセスした時に新URLにリダイレクトさせる(飛ばす)
プラグインを使うと何とかなりますが、極力変更しないのが最善策です。
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